2016年リオデジャネイロで女子レスリング五輪4連覇を果たし、国民栄誉賞まで受賞した伊調馨選手(33。冒頭右写真)に対するパワハラ疑惑が、ここに来てお茶の間の注目を集めているのは周知の通り。
日本レスリング協会の栄和人強化本部長(同左写真)がパワハラの犯人とされ、動機は同氏の指示に従わなかったため。結果、伊調選手は練習場(警視庁など)の確保もままならず、2020年東京五輪に向け練習も出来ないという。
そうした内容が内閣府に提出された告発状に書かれているのだが、その告発状が出されたのは1カ月半も前の1月18日とのこと。そして、伊調選手本人は「『告発状』には一切関わっていない」とのコメントを出している。
こうしたことから、一般には、告発したのは、同告発状にもイニシャルながら登場する伊調選手が信頼しているのに、栄本部長がコーチングしないように命じるなど、同じくパワハラを受けた田南部力コーチと見られている。
告発状を作成し、この間、TV出演もしている貞友義典弁護士が、「田南部さんを中心にお話をうかがい作成しました」とマスコミに語っているのだから無理もない。
ところが、ここに来て、事情通の間で、実際に今回の告発で中心的役割を果たしているのは本紙でも過去何度も取り上げているあの問題人物で、しかも少なくともその人物は自分は伊調選手の「いとこ」と語っているとの情報が出て来ている。そこで真偽を探って見た。