アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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詐欺疑惑ファンド「インペリアルグループ」今津雅夫氏の責任を10年越しで追及(上)

「インペリアルグループ」(本部・英国)といえば、2000年始めまでに、「年利8・5%の元本確定型」と銘打って、わが国で約200億円をかき集めたものの償還不能となった詐欺疑惑ファンド。その中心人物は今津雅夫氏(冒頭写真)という。
破綻からすでに10年近くーー。
直後には民事訴訟が提起され、また刑事告訴も検討されたが、民事の方は海外ファンドという“ブラックボックス”に阻まれ、刑事の方はさらに政治的圧力もあってか、本紙が確認しているところでは民事で2件敗訴しているだけ。時の流れのなか、被害者は泣き寝入りし、一方の今津氏は英国で優雅な生活を送っている模様だ。
しかし、そんななか、いまも徹底追及ている被害者がいた。鹿児島県在住のS氏がその人だ。
S氏の実際の被害総額は約7500万円。しかし、民事訴訟で確実に勝つため、請求額を1100万円に絞った。というのは、その1100万円はすでにインペリアルが破綻し、管財人が同銀行口座を凍結した後に投資した分だったからだ。
 結果、裁判所は今津氏がちゃんと指定口座に振り込まれていると示した「着金報告書兼運用開始報告書」は「虚偽の事実を記載したもの」と認定。満額の支払いを命じた。今津氏の上告が棄却され、この判決が確定したのが06年11月のことだ。
だが、それから約6年経ついま現在もS氏は一銭も回収できていない。今津氏はほとんど英国に止まり、連絡さえ付かない状態。そして、差押さえしようにもどんな資産があるかもS氏は知り得ないからだ。
そこでS氏はまず今津氏の次女と妻を相手取り、連帯して1100万円支払えとの訴訟を提起した。

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