アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

警視庁の執念は実るのか――元組員別件逮捕で、迫る06年青山殺人の教唆犯

 警視庁組織犯罪対策4課は9月26日、指定暴力団・山口組系後藤組(現良知組)の元組員、長野弘道容疑者(61)を道交法違反(無免許運転)などの容疑で逮捕した。(冒頭写真=「毎日」9月26日夕刊記事)
これだけ聞けばどうということもない容疑。だが、長野容疑者はタイ当局に不法入国などの容疑で逮捕され、わが国に強制送還されたところを即、逮捕された。そして、その長野容疑者は11年4月、逃亡先のタイで射殺された近藤毅元組員(同)とその現場にいたことがわかっている。
「警視庁は06年3月、東京・青山の路上で刺殺された野崎和興さんの事件をずっと追っています。野崎さんは『真珠宮ビル』を管理していて、野崎さんの死から2カ月後、トラブル相手だった後藤忠政元後藤組組長等を別件の電磁的公正証書原本不実記載・同行使容疑で逮捕した(有罪に)。逮捕に至ったのは野崎さんの協力あってのことで、当局はそれにも拘わらず野崎さんの安全を守れなかったことを深く悔いると共に、以来、絶対にその犯人を上げるとして捜査をやっているんです」(捜査関係者)
だが、そのハードルは高い。

この続きを読むには有料購読の登録が必要です。

関連キーワード
検索

カテゴリ一覧