アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

「昭和大学」の闇に警視庁が切り込む!?

 今年6月28日、警視庁捜査2課は「医学部に入学できる」と嘘をいって、医学部志望の男性から3000万円を騙し取った詐欺容疑で3名を逮捕した。
この件が一部大手マスコミで報じられた際、その大学名は伏せられていたが、それは医系総合大学「昭和大学」(本部・東京都品川区)のことだった。
逮捕された3名のなかに「藤島峰一」という名前があったが、彼は昭和大学理事長・小口勝司氏の実兄で、昭和大学の裏の利権を一手に引受けていたともいわれるなか、本紙は10年7月、その実兄・小口智久氏が昭和大学の病院管理業務を受注させてやるとして出資金名目で3000万円騙し取ったとして刑事・民事両方で訴えられた件を報じているが、この件でも前出・藤島被告の名前が出ていた(以下に、智久氏の「準備書面」転載。3名中、藤島被告を含めた2名は起訴に)。
要するに、藤島被告は昭和大学の裏利権をかなり知っている可能性があるわけだ。
その裏利権を一手に握っていたとされる小口智久氏は、実は昨年5月に昭和大学病院で亡くなっている。だが、警視庁はこれを「不審死」と見て司法解剖したとの情報も出ている。こうしたなかでの今回の藤島被告の逮捕、当局の本当の狙いは単なる裏口入学詐欺ではなく、昭和大学の暗部にメスを入れる前段との見方もある。
(冒頭写真=会員制情報誌『ベルダ』11年7月号、今年8月号記事)

この続きを読むには有料購読の登録が必要です。

関連キーワード
検索

カテゴリ一覧