アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>山口組弘道会元幹部・府警・地検の癒着疑惑を追う(第11回)「親分を警察にパクらせる!?――証人尋問で飛び出した驚愕の証言

本紙が徹底追及している連載の11回目だ。
予定通り、本日(8月30日)午後1時半から、大阪高裁1003号法廷で、覚せい剤と拳銃不法所持などで逮捕されている山口組系弘道会の直系だった「大石興業」(大阪府門真市)の大石敏雄組長(=冒頭写真。当時。逮捕後、絶縁。1審判決は懲役8年)の控訴審の被告側証人尋問があった。
控訴審で証人が認められるのは極めて異例。しかも、大石組長の自宅ベット下に、予め府警側(M刑事。辞職)と打ち合わせ、覚せい剤と拳銃を仕込んだとの噂も出ているK若頭(当時)が一審判決後に破門に。そのため、一審では組員も大石組長に不利な証言をしたが、そうする必要がなくなったなかで、大石組長が申請した証人が認められたのだ。嫌でも、注目してしまう。

結論を先にいえば、この日の証言は予想通り、衝撃的なものとなった。
まず、衝立に囲まれ、証言したのは、K若頭と組み、地上げ関係のことをやっていた不動産業のA氏だった。
当時、A氏は金主をK若頭に紹介していた関係などから、A氏が頻繁に訪ねていたK若頭の不動産会社事務所で、本来、人前では控えるだろう本音の発言までA氏はいろいろ耳にしたというのだ。

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