闇金をやっていただけでもアウトと思うが、さらに暴力団に取り立てまでやらせていたのが本当ならまさに「反社」であり、事は「古舘プロ」降板がではなく、「テレ朝」の免許云々のレベルともーー『週刊新潮』(6月23日号)に先んじて本紙が第一報を入れていたこの疑惑、それだけの内容にも拘わらず、同業ということからか、いまのことろ追加報道した大手マスコミはないようだ。
だが、事が事だけに、当然ながら、警視庁も関心を抱いている(ただし、闇金を貸し付けている韓国クラブの違法営業を見過ごしている所轄署の癒着疑惑などの問題があるが)。そして、もっとも敏感に反応しているのが自民党だ。
「テレ朝は民主党寄りの報道をやり、我々を下野に追いやった張本人。リベンジの絶好の機会」という動機は不純で、偏見に満ち満ちている。だが、どうあれ、動いているとなれば大変なことだろう。
(冒頭写真=『FACTA』9月号記事)