ウナギといえば、本紙では産地偽装の件を複数回取り上げているが、今回は出資詐欺の話だ。
ウナギの稚魚「シラスウナギ」が高騰しているなか、「自分はシラスウナギ購入のルートがある」「出資額の3?4倍になる!」などといって出資話を持ちかけ、今年に入ってから少なくとも10名から総額1億6000万円を騙し取ったと見られる男がいる。
複数の出資者が行方を追っているが、現在、行方不明状態。ホテルを転々としている模様だが、カネを持って出資者から逃げた後も、同じ犯行を繰り返しており、犯行に情状酌量の余地はないようだ。複数の被害者はすでに警察に相談しているものの、未だ受理になっておらず、警察もあてに出来ない状態。こうしたなか、複数の被害者が本紙に連絡して来た。
その男とは本名・吉冨直人=「ヨシトミナオト」。約2年前に「岡田」姓に変え岡田直人に。73年6月13日生まれの39歳。
約2年前、山口組系弘道会関係者らと、債権取立の件で債務者を逮捕監禁致傷、恐喝したとして大阪府警捜査4課に逮捕されている(ただし、現場にいたものの積極的に犯行に加わったわけではないとして不起訴に)。
この顔(冒頭写真)に思い当たる方は是非、本紙にご一報いただきたい。
それにしても、なぜ被害者はこの詐欺話に乗ったのか?
(上写真=この男の被害を報じる「朝日」7月26日記事)