アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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此下竜次代表の請求棄却ーー「昭和HD」架空増資疑惑での証券取引等監視員会による差押取消請求事件

 本紙が徹底追及している、タイ投資ファンド「アジア・パートナーシップ・ファンド(APF)」(此下益司会長=冒頭右写真。タイ・バンコク)の数々の疑惑ーーそのなかでも最大のものが、APF傘下のゴム老舗「昭和ホールディングス」(5103。東証2部。千葉県柏市)の架空増資疑惑だ。
08年6月、APFは昭和HDの第3者割当増資を引き受け、結果、昭和HDはAPF傘下に。その時の引受額は12億4500万円だったが、その内の実に11億円がAPF関連会社のCP購入に使われていた。
そのため、証券取引等監視委員会は10年6月、関係先に対し一斉に強制調査に入った。そのなかには昭和HDもむろんだが、同社代表の此下竜矢氏(=冒頭左写真)の東京都荒川区の自宅も含まれていた。竜矢氏はAPF代表・此下益司氏の実弟で、APFの取締役も務める。
(以下に、「判決文」一部転載)

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