アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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徹底した「封じ込め」作戦で臨んだ警視庁??「大飯原発再稼動反対」首相官邸抗議行動(7月13日)

「大飯原発の再稼動反対」をスローガンに毎週金曜、6時から行われている首相官邸前抗議行動ーー毎回、数万?10万人単位の市民がつめかけ、ここ2回は官邸前大通りの6車線にも人があふれ出たことは、本紙既報の通り。
これに対し警視庁は12日、「安全確保や緊急車両の通行を確保するため」、警備体制を強化する方針を打ち出していた。
13日の夕方5時ごろ、記者が地下鉄丸の内線で国会議事堂駅に向かったところ、車内で「4番出口以外は封鎖します。ご協力を」とのアナウンスが入った。まったく異例のことだ。
その4番出口を降りると、すでに多くの市民が集まり、「再稼動反対」を訴えていた。歩道はカラーコーンとバーで仕切られ、進路方向も指示されている。少し立ち止まっただけで制服警官から急かされる。
ある高齢の女性が沿道に座り込んでいたが、警官は「座らないでください」と急き立てる。「足が痛いんです。少し休ませて」と女性が言っても聞く耳を持たない警官に、まわりの市民も見かねて警官に抗議した。
今回、車道は鉄柵と警察車両でビッシリ封鎖されており、また制服警官の数も目に見えて増えていた。明らかに、首相官邸、国会という「権力の中枢」で万単位の市民が集まって政治表現することに、警視庁は神経を尖らせている。
だが、こうした過剰警備に不満の声をぶつける市民も少なくなかった。

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