毎週金曜日、夕方から欠かさず行われている、原発再稼動反対の首相官邸前抗議行動(主催は首都圏反原発連合)。先週は実に20万人(主催者発表)もの市民が集まったことをお伝えした。
今回、大飯原発の再稼動はすでに始まっており、雨模様ということもあり、参加者はかなり減ると思われたが、本日も万単位の市民がつめかけた(主催者から参加者数の発表はなかった)。
歩道を埋め尽くす人々をかきわけつつ、車道をはさんで官邸と向かい合う抗議行動の先頭へ行く。
参加者から一言ずつアピールが行われていた。
福島県双葉町から着の身着のままで避難してきた女性は、「この苦しみを大飯町の人たちに味あわせたくない!」と嗚咽しながら語る。
国会議員も次々と発言。阿部知子議員(衆院、社民党)、赤嶺政賢議員(衆院、共産党)に続き、田中康夫議員(衆院、日本新党)の姿も。「イデオロギーを超えて、日本を愛する一人の人間として、再稼動反対の一点でひるまずがんばろう」。
ミュージシャンの坂本龍一氏も登場。「(反原発は)長い闘いになる。一基や二基、再稼動されてもへこたれないで、腹を据えてやっていこう」と参加者を激励した。