「河北新報」といえば、「河北新報社」(本社・仙台市。冒頭右は本社ビル)が発行する東北地方のブロック紙。宮城県では圧倒的なシェアを持つ日刊紙だ。
創刊は1897年(明治30年)。
一力健治郎氏らが創刊。現・取締役社主の一力一夫氏は、健治郎氏の後を継いで社長になった次男の長男。また、現・社長の雅彦氏は一夫氏の長男であることからも察せられるように、一力家は河北新報のオーナーなのだ。
一方、一力一夫社主の次男は、宮城県唯一のラジオとテレビを放送している「東北放送」社長であり、要するに、一力家は宮城県の“メディア王”だ。
ちなみに、一夫社主は日本相撲協会横綱審議委員会委員で、委員長を務めたこともある。
ところで、仙台市といえば、昨年3月発生の東日本大審震災の被災地であり、河北新報社も被害を受けた。
だが、それにもめげず、震災翌日も新聞を発行。そのドキュメントは『河北新報のいちばん長い日』と題する書籍(冒頭左写真)になり、今年3月にはテレビドラマ(テレ東)にもなり、人々に感動を与えた。当然、同番組では一力社長も登場しりっぱな人物として描かれている。
ところが、その一力家の女性スキャンダルがここに来て漏れ伝わって来た。