本紙は今年1月10日、「あの田中森一氏を、未公開株詐欺容疑で当局が捜査中」なるタイトル記事を報じた。
いまさら断るまでもないだろうが、大ヒットした『反転』の著者で、元東京地検特捜検事で弁護士の田中氏(63。右写真)のことだ。
その田中氏がオーナーのT社(東京都中央区)について、「近く上場する」と謳い、紙切れ同様のこの未公開株を1株10万円程度でかなりの多くの者に騙して売ったという疑惑が出ている。前回、どういう縁かは不明だが、宇宙飛行士の毛利衛氏(左写真)が同社の説明会に出て来たり、パンフレットにも顔写真が掲載されていたと最後に触れておいたが、その後、毛利氏の関与はその程度のものでなかったことが判明したので以下、報告しておく。