御手洗冨士夫・日本経団連会長(右写真。キヤノン会長も)について、地元・大分県大分市に建設された東証1部の「キヤノン」(本社・東京都大田区)子会社2工場の建設工事を東証1部のスーパー・ゼネコン「鹿島」(東京都港区)が受注した件で、裏ガネ疑惑が浮上しているのは本紙でも既報の通り。
キヤノンと鹿島の間を取り持ったのは、御手洗氏の高校時代の同級生(キヤノンへの入社も同期。16年8カ月在籍)だった大賀健三氏。その見返りに、健三氏の弟・大賀規久社長が率いるコンサルタント会社「大光」(大分市)は鹿島から12億円以上の下請け工事を回してもらっただけでなく、その一部が御手洗氏に行っているのではないかという疑惑だ。
加えて、御手洗会長の神奈川県横浜市の自宅(左写真)の新築工事は、御手洗氏と同級生だった前出・健三氏が社長を務める会社が設計・施行したことも明らかになっている。
だが、この自宅にまつわる話はその程度のものではなかった。