本紙・山岡は、月刊総合情報誌『ベルダ』(ベストブック発行)で、「狙われるシルバー世代」という連載(3頁)をさせてもらっているが、8月2日発売の最新号(178回目)で、大手ビルメンテ会社「グローブシップ」(東京都港区)を取り上げた。
丸の内界隈(冒頭写真)の三菱地所所有ビル(約3分の1を三菱系が所有)を初め森ビルなど、都心一等地の大手ビルを中心にグループ全体で実に5400棟も管理している同社のことは、まず子会社の高齢契約社員の過労死につき本紙アクセスジャーナルで今年2月に取り上げ、さらに7月には若手女性総合職の自殺情報を得て取り上げた。
その後も内部情報が来ることから、今回はベルダで取り上げた。
高齢契約社員の過労死ぬついては遺族が労災申請した際、記者会見したことからさすがに大手マスコミでも取り上げられたが、大手マスコミではその後の追加情報は一切ない。
前述のように取引先が三菱地所、森ビル始め広告出稿大手企業が多いことに加え、原発作業の人出しで最大手(いわば“国策企業”?)の「アトックス」(同住所)が兄弟会社ということもあってのことではないか。
未上場ながら、この2社だけでも年間売上高は600億円を超える。
基準を満たすが、上場すると世間の目が厳しくなることからあえて上場しない一方で、労働組合は潰し、過酷労働が前出の労災申請後も一向に是正されないという。
以下、その記事を転載しておく。