本紙がウォッチしている京都の「武富士」問題土地(大きく駅前、高島屋隣接地、白川の山林の3つ)だが、高島屋隣接地に続き、駅前についても、大きな動きが起きている。いったい、どういうことなのか?
既報のように、バブル時代、武富士が地上げに失敗した後、関連会社「ティデーエス」所有で塩漬けになっていた土地の所有につき、大きな変化があったのは昨年7月のことだった。3物件とも所有権が「スティーロ」なる会社に代わると共に、近畿産業信用組合によって巨額の根抵当権が設定された。
その後、今年9月、3物件ともその根抵当権が放棄されると共に、まず所有権が代わったのが高島屋隣接地だった。
そして、10月に入って、今度は駅前の物件(冒頭写真)についても所有権が代わった。