本紙がパチスロ大手「ユニバーサルエンターテインメント」(旧名アルゼ。6425。JQ)岡田和生会長のフィリピンにおけるカジノ事業に関する贈賄などの疑惑を報じたところ、本紙が利用するサーバー会社に対し、嫌がらせとしか思えない、記事の全面削除を依頼していたことを昨日報じたばかりだが、「ロイター」(本社・英ロンドン)が本日、その贈賄疑惑につき詳細に報じている。(冒頭写真=ロイター記事)
同記事をご覧いただきたいが、要約するとこういうことだ。
比アロヨ前政権下の10年、アロゼ側から計4000万ドル(約32億円)がフィリピン側に流れた。その内、500万ドルは「岡田氏そのもの」ともいわれるほど一体の関係にあったフィリピンの政界と実業界を繋ぐソリアーニ氏という地元フィクサーが経営している会社「ピープルズ・テクノロジー」に流れた。他の3500万ドルはタックス・ヘイブンで知られる英領バージン諸島に登記されている会社だが、500万ドル同様、アルゼ社員名義のF・Fという香港企業を経由している。