アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

「YAMATO」の粉飾決算疑惑と怪しい面々

  情報セキュリティ関連「YAMATO」(大阪市淀川区。7853。マザーズ)については、約1カ月前にも取り上げたが、それ以降の業績修正などのIRにより、今年9月期決算について粉飾疑惑が浮上するなど、ますます不透明な同社の実態が露わになって来たので追加報告する。
YAMATOは純粋持ち株会社であり、その下に子会社として(1)イーディーコントライブ、(2)マナ・イニシアチヴ、(3)FUJIパワーテックが連結していた。もっとも、(3)は事業実態はなく、数年前より休眠状態。利益を出しているのは(1)のフルフィルメントとリスクマネジメント事業、それに(2)の音楽関連コンテンツ事業の3つに限られる。
ところが、この3事業に関しても、川合アユム社長(=冒頭写真)の独断かつ乱脈経営に不安を抱いた各事業の重要責任者が社を去り、また重要取引先も逃げ出した結果、今年9月期の売上高(約9億5000万円。前年は約20億円)は大幅に減り、利益もずっと出ていない。ただし、11月16日にIRされた業績修正によれば純利益は2100万円と、赤字ながら近年では最小に止まっている。
しかし、これにはこんなカラクリがあると同社関係者は解説する。

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