アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

東京地検がパシコンを手掛ける背景 あの緒方重威元公安調査庁長官の捜査からか?

 本紙も昨日報じた、世界的建設コンサルタント企業「パシフィックコンサルタンツ」(本社・東京都多摩市。下写真)の元社長・荒木民生氏(71)の特別背任疑惑ーーこの件に、東京地検特捜部がそもそも興味を持ったのは緒方重威元公安調査庁長官(上写真)の事件を通じて、という情報を本紙はキャッチした。 緒方元長官とはいうまでもなく、朝鮮総連総本部の売却問題で詐欺罪に問われ、逮捕された御仁のことだ。 実はこの緒方元長官、パシコンとは重大な接点があった。 2005年8月、パシコンOB等により、今回とは別件の特別背任容疑で荒木氏は警視庁に告発された。 この際、この告発状作成に関わり、代理人弁護士に名を連ねていたのが他ならぬ緒方元長官だった。 なぜ、こんなところにまで緒方元長官が顔を出しているのか。2つの見方が出ている。 一つは、朝鮮総連本部売却の件で、一緒に逮捕された不動産会社「三正」の満井忠正社長の人脈から来ているという説。 「パシコンの荒木氏の外部の側近として、亀岡偉民代議士と共に事件屋のYがいた。このYと満井がとても親しかった」(事情通) もう一つは検察人脈からの紹介。 パシコンには以前から、外部のコンプライアンス委員会があり、そこには錚錚たる検察・警察OBが天下っていた。その仕切りを事務局長としてやっていたのが亀岡代議士だったのだが、それはさておき、緒方元長官と言えば、どうしても真っ先に公安調査庁元長官の肩書きが思い浮かぶが、公安調査庁のトップは歴代生え抜きではなく、検察庁からの天下り。 緒方氏もいうまでもなく検察OB。検察庁に入庁し、広島高検検事長などを務めた検察官僚。 接点はわかったが、緒方元長官の事件とパシコンの件がどう結びつくというのか。 さる事情通はこう漏らす。 「“俺より悪いことをしている連中がいる”と暴露したとの説まで囁かれています」 どういうことか。 「PPMを通じた使途不明金のなかに、荒木の不正問題を表面化させないように、当局に圧力を加えてもらうためにそれなりのカネや飲食代などが出ているのではないか。 緒方は当初は荒木を擁護するために招き入れられたが、その後、形勢不利と見て反荒木派に寝返った」(同) 実際、朝鮮総連本部売却詐欺事件の捜査の過程で、荒木氏の自宅などからはパシコン関係の書類が出て来て、検察はそれらも押収していると聞く。 今回、東京地検の狙いはパシコンが事前調査で関わっている中国遺棄化学兵器絡みとの見方があるが、緒方元長官もこの件に関係していたことは、自身の詐欺事件を巡る報道のなかでも出ていた(写真は「読売新聞」07年7月2日)。 パシコンとの関係から来ていると見れば、納得いくというものだ。…

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