9月4日、本紙は「厚労省前局長金品提供疑惑に、キャリアの出世ノンキャリ叩き説」なるタイトルで、松嶋賢・前九州厚生局長は金品収受分の返納する意思はないと報じた。
だが、自宅には連日、取材陣が押しかけ、近所でも孤立。結局、精も根も尽き果て、返納することを決めたそうだ。
返納額は1981年に自宅を買い換えた時に社会福祉法人前理事長から援助してもらった約1500万円、それに中古車3台分、年1回程度会う度にもらっていたとする「小遣い」等で3000万円近く。退職金をすべて宛てても足りないようだ。
それにしても、何がキャリアの嫉妬をこれほど飼ったのか?
(写真=「毎日新聞」9月11日)