アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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返納を受け入れた厚労省前局長

9月4日、本紙は「厚労省前局長金品提供疑惑に、キャリアの出世ノンキャリ叩き説」なるタイトルで、松嶋賢・前九州厚生局長は金品収受分の返納する意思はないと報じた。  だが、自宅には連日、取材陣が押しかけ、近所でも孤立。結局、精も根も尽き果て、返納することを決めたそうだ。  返納額は1981年に自宅を買い換えた時に社会福祉法人前理事長から援助してもらった約1500万円、それに中古車3台分、年1回程度会う度にもらっていたとする「小遣い」等で3000万円近く。退職金をすべて宛てても足りないようだ。  それにしても、何がキャリアの嫉妬をこれほど飼ったのか? (写真=「毎日新聞」9月11日)  松嶋前局長はそもそも厚生労働省ではなく、社会福祉事業振興会に就職した。それも高卒でだ(その後、夜間大学へ)。  ところが、その後、結婚した奥さんの父親は厚労省保険局長まで務めた人物。その親族のなかにはトップの厚生事務次官まで務めた翁久次郎氏までいた。  松嶋氏はその人脈のお陰ではなく、それ故、妻に肩身の狭い思いをさせられないと、多大な努力の結果として厚労省に出向、本来、キャリアが就く本庁課長職に3つも就くというノンキャリとしては前例のない出世に至った。だが、それだけにキャリアの反発は強かったようだ。 「課長職にしても、体調が悪く、彼は2度、3度目に就く際、何度も固持したそうですが、“他に務まる優秀な者がいない”ということで仕方なく就いた。それだけ貢献し、激務をこなしても、出向ですから、退職金は低い社会福祉振興会分での算定。成り上がりですから、前局長と言っても老後資金は退職金がすべてだった。彼はいま組織の冷たさを、しみじみ感じていることでしょう」(関係者)  これではいつまで経っても能力がなくてもキャリア主導で、優秀な人材は育たないというのだが……。…

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