食肉卸のシンワと、居酒屋等のオックスが06年夏に合併して誕生とした大阪2部上場の「シンワオックス」(大阪市)の株価がこの8月末から急騰。
8月24日94円(終値)だったのが、9月13日には約3倍の273円(同)。出来高も凄まじく増えている。
8月31日、シンワオックスは第3者割当による新株予約権を発行し、約34億円の資金が調達できると発表。これが好感を持たれたとの見方もある。
だが7月24日、あの問題多いマザーズ上場「モック」と業務・資本提携するとしながらが一転、8月27日に中止と発表。その直後の発表で、その第3者は英国領アングイラ(西インド諸島)に住所を置く正体不明のファンド。
そもそもシンワオックスは2期連続赤字で継続企業前提に「疑義」の注記が付いていることを思えば、これほど出来高が増え、株価が急騰するのはおかしい。