アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

北朝鮮が国内軍施設の情報収集をしていた外国人スパイを逮捕と報じる

中国の国営通信社「新華社」は9月5日、平壌発の情報として、北朝鮮の保衛部が外国人スパイ数人、それに協力した北朝鮮の複数の住民を逮捕したと発表したと報じた。  保衛部が過去、スパイ摘発を公式に報じた例もなければ、労働新聞などの媒体に掲載されたこともなく、北朝鮮が対外的にスパイ逮捕の事実を報じるのは極めて異例のこと。同電はこの電撃的な発表に何か特別の意図があるのでは、と解説している。  スパイは石に似せたデジタルカメラ、植木鉢のなかの虫に似せたビデオカメラを利用していたとしてその機材映像も公開。さらに衛星機材などを使って北朝鮮の重要な軍事施設を撮影、送信していた途中に逮捕したという。  米中接近、六カ国協議(写真)再開の中、これが事実とすれば、融和に水をさす重大事にもなりかねないだけに、スパイの国籍に自ずと関心が向くが国籍も、人数も不明としている。  だが、本紙が得た情報によれば、 このスパイとされる人物の国籍は韓国とのことだ。  ついでにお伝えしていくと、去る8月27日、韓国の大手紙「朝鮮日報」は、海外滞在を続けていた北朝鮮の金正日総書記の長男・正男氏(写真)が今年6月ごろ帰国、平壌の朝鮮労働党組織指導部で働いていると報じた。  正男氏は01年、偽造パスポートで日本に入国しようとして逮捕、強制送還されたが、これに金正日総書記は激怒、謹慎を命じ、これ以降、正男氏が後を継ぐ可能性は低くなり、異母兄弟の次男・正哲氏が有力と見る向きが強かった。だが、この変化により、改めて正男氏が最有力になった可能性があると同紙は解説している。  だが、本紙が得た情報によればこの報道の信ぴょう性は低いといわざるを得ない。この6年余り、彼が大半を海外で暮らしていたのは事実だが、この間、金正日総書記の特命を受け、金ファミリーの資産運用など数々の重要案件をこなしていた模様。そもそも帰国という表現自体正確でないし、彼が後継者になるために経なければならないとされる組織指導部に就いたとの確実な裏づけはない。  その一方、01年のわが国における逮捕時、正男氏は身体検査を受けた際に“入れ墨”が確認されたとの情報もある。北朝鮮で入れ墨は、わが国以上に御法度で、これを入れていたのが本当だとすれば、そもそも正男氏自身が後継者になる意思がないとの見方もある。…

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