ガソリンが6週連続で上がり、3月26日現在の全国平均は157円60銭(1リットル。レギュラー)。都内では166円(3月19日)のところもあった。
わが国での史上平均最高値はサブプライム問題が顕在化し、世界の投機マネーが株から原油などの先物に流れた08年8月の185円10銭。これに対し、今回の高騰はイラン情勢の悪化とそれを睨んだ投機マネーの流入のせいと思われる。(冒頭写真=「毎日」3月29日記事)
世界中のガソリンが上がっており、インドネシアでは政府の価格引き上げを巡り、反対デモが全国各地の主要都市で起き、3月30日、国会前に集まった約5000名が高速道路を封鎖、柵を壊して国会内に乱入しようとし、警察が催涙弾や放水車を使って排除する有様。中部パル市でも、デモ隊と警察がぶつかり、125名を拘束したとの情報もある。
「インドネシアではガソリン(1リットル。レギュラー)は約40円に固定されているが、そのための政府補助金が財政を圧迫しており、約3割上げる国会審議が30日に大詰めに入っていた。それに対する抗議のためです」(地元滞在中の本紙読者。デモの写真4点も)