ジャスダック上場、不動産による資産運用会社「レーサム」(東京都千代田区)の田中剛社長(冒頭写真)個人に1億2000万円求める訴訟の第1回口頭弁論が、3月19日午後2時から東京地裁であった。
だが、本紙既報通り、その請求内容、とてもまともなものとは思えない。
しかも、本紙で指摘済みのように、原告T氏には闇金営業で逮捕歴もあり、その後、東京・六本木のデリヘル「V」に転じ、田中社長の“秘密”を知り、その“秘密”を水に流すべく、デリヘル社長の指示の元、1億円を田中社長から受け取ろうとしてトラブルになったというものなのだ。
そのため、予想通り、田中社長側はこの日の口頭弁論では「そもそも(被告が)1億円もの法外な金員を支払う立場にあるとの前提自体が公序良俗に反する」、また、精神的ダメージなどとして加算要求している2000万円についても、「公序良俗違反の主張を前提とするから理由がない」として、速やかに棄却を求めた。