本紙でも今年8月1日に報じた厚生労働省中堅幹部など8名が、冒頭記事(右は8月11日「日経」、左は「毎日」朝刊)のように、8月10日、処分を受けた。
だがこの処分、余りにも甘過ぎるというしかない。
同記事は氏名までは発表していないが、「雇用均等・児童家庭局の課長補佐」という肩書きからして、本紙既報のように総務課の原秀嘉氏(49。顔写真は前回記事の有料のみ閲覧スペースに掲載)であることは間違いない。
そしてこの原課長補佐は文京区湯島のNというスナックからタクシーを呼び、少なくとも約4年間に渡り、総額1000万円以上の無駄なタクシー代を使っていた疑惑が出ているのだ。
ところが、今回の処分対象になっているのはわずかに2日分に過ぎず、したがって減給10分の1を2カ月だけというのだからお話にならない。