アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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1000万円以上、タクシーチケットを不正使用しても減給1割(2カ月)のみ。厚労省の呆れ果てた大甘処分

  本紙でも今年8月1日に報じた厚生労働省中堅幹部など8名が、冒頭記事(右は8月11日「日経」、左は「毎日」朝刊)のように、8月10日、処分を受けた。  だがこの処分、余りにも甘過ぎるというしかない。  同記事は氏名までは発表していないが、「雇用均等・児童家庭局の課長補佐」という肩書きからして、本紙既報のように総務課の原秀嘉氏(49。顔写真は前回記事の有料のみ閲覧スペースに掲載)であることは間違いない。  そしてこの原課長補佐は文京区湯島のNというスナックからタクシーを呼び、少なくとも約4年間に渡り、総額1000万円以上の無駄なタクシー代を使っていた疑惑が出ているのだ。  ところが、今回の処分対象になっているのはわずかに2日分に過ぎず、したがって減給10分の1を2カ月だけというのだからお話にならない。  このような処分にも値しないような処分になったのは、厚労省の公僕という意識が微塵もない腐りきった体質もあるのだろうが、問題のチケットは労働基準局の会計課から配られるもので、使用簿はなく、半券もすぐ破棄するので不正使用しても後に証拠が残らないことも大きな理由だろう。  それにしても、なぜ、課長補佐クラスで、原氏はこんな特別なチケットをこれほどふんだんに使うことができたのだろうか。  実は原氏の経歴を追うと、3?4年前は厚労省トップの事務次官付の地位にあったことが判明した。  同じく、このチケットを度々不正に使っていたとされる労働局のS氏(51)は官房長官付だったことがある。そして、ここに配属になって以降、問題のチケットを使えるようになったとの証言が出ているのだ。 「彼らは厚労省のお偉方の指示で裏金づくりを担当していたのではないか。そして、その見返りにこのような特権を享受できていた可能性があります」(事情通)  今回の処分、怠慢というより、問題の根が深い故にかたちだけの処分でお茶を濁したということなのか?…

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