アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(306)東電と東芝・日立株価比較

 東日本大地震以降、「東京電力」(東証1部)の株価が急落を続け、地震発生前の実に8分の1、上場来最安値を更新している。
もっとも、世界的にもチェルノブイリに次ぐ重大な原発事故を起こし、日本経済を奈落の底に引きずり込んだ張本人とあっては、当然といえば当然だろう。
これに対し、思ったほど値を下げていないのが「東芝」(同)だ。
「日立製作所」(同)と比べた場合、大地震発生前日終値は東芝500円、日立506円。大地震後の最安値(東芝309円。日立334円)といい、その後の戻り率が約50%といい、日立の方が若干いいだけで、ほぼ同じだ。そして、東電株価が地震前に比べ85%も下がったのに対し、東芝、日立は現状、2割程度の下げに過ぎない。
もちろん、原発事故に関しては、原子力損害賠償法により、原発メーカーに賠償責任が生じないことになっていることが大きいことはわかる。

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