アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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プロミスが全株式200円+3億円ポッキリで「カーコンビニ倶楽部」を手放した“裏事情”

 本紙で2度に渡ってお伝えした、板金補修サービスなどを始めとする自動車向け総合アフターケアサービスをFC展開する「カーコンビニ倶楽部」(東京都中央区)の件だが、追加情報をお伝えする。
既報のように、同社の未公開株売却の話が出ていたのは間違いない。ただし、本紙報道で動きが止まったのか、ともかく現状、売却はされていないようだ。
では、なぜ、こんな話が流れるのか?
 大手消費者金融「プロミス」の完全子会社(厳密にはプロミス子会社「パルライフ」100%子会社)だったカーコンビニの株式は今年1月、プロミス元部長で、かつてカーコンビニ社長でもあった林成治氏(冒頭右写真)に全株譲渡された。その譲渡価格はたった200円(1株1円×200株)とただ同然だった(冒頭左写真=「東京新聞」2月5日記事)。
だが、プロミスはこれまでカーコンビニに実に総額約45億円をつぎ込んだとされ、現在、カーコンビニは黒字経営なのだ。
したがって、他にもっと高値で売れそうな先はあった。それにも拘わらず、プロミスはなぜ林氏にこんな条件で売却したのか?(今回、入手したプロミスと林氏との「基本合意書」=昨年12月29日付=は以下に転載)
しかも、林氏は自己資金がないため(詳細は後述するが、株式譲渡額は計200円だが、実際は+3億円で買っている)、他のところから借り入れた結果、そのスジの良くない仲介者が実質、経営権を握っているとの情報もある。そうしたなかで、カーコンビニの未公開株話も出て来ているのだ。
そして、林氏への売却の背景を追うと、プロミス経営陣の疑惑が浮上して来たのだ。

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