アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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待たれる分析結果ーー足利市の巨大産廃不法投棄現場を、米国専門家が実地調査

 本紙で追及し続けている、栃木県足利市の採石場だった土地への産廃不法投棄の件だが、去る2月24日、25日の2日間に渡り、米国から来日した専門家が実地調査を行った。
既報のように、この土地には10 ?ダンプで1万台以上ともいわれる膨大な産廃が不法投棄されていると見られる。
そのなかにはドラム缶入りの硫酸ピッチ他、多数の有害物質が含まれており、将来的には近くの渡瀬川から利根川を経由し、水源としている東京都民を含めた流域の多くの住民が健康被害を受けることが懸念される。
しかも、この土地所有者らが以前、この場所の浅い部分を掘り起こしたことがあるが、結果、原因不明の健康被害が発生、死亡者まで出ており、有害物質との因果関係が指摘されてもいる。
土地所有者が以前から、これら健康被害を訴え、また、その土地を乗っ取った間に不法投棄を行っていた、暴力団とも繋がっているわが国有数の不法投棄集団を刑事告訴しているが、癒着関係からか、行政は無視を決め込んでいる。

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