「フレパー・ネットワークス」(東京都港区)といえば、仮想空間「エクシングワールド」のマルチ商法で、すでに埼玉県警が家宅捜索を行い(不実告知容疑)、詐欺罪も視野に捜査している疑惑の企業だ。
エクシングワールドを運営していたのは「ビスインターナショナル」という別会社だが、約2万6000名から集めた総額約100億円の大半は仮想空間製作名目でこのフレパー社が吸い上げており、埼玉県警は一番のワルはフレパー社の宮之内誠人社長と見ているようだ。(横写真=「毎日」5月31日記事)
エクシングワールドが資金を集めたのは07年6月から09年11月のことだが、フレパー社はその間の09年6月から「ホッコク」にも食い込み、資金を引き出していたことが関係者の証言などからわかった。
そう、みずほ銀行元行員と組んだ不正融資事件で逮捕、一部ですでに起訴もされている吉田泰昌被告(冒頭写真)がホッコクの社長時代のことだ。