石川県の地元で、森喜朗元首相(73。冒頭写真)の悪評が立っている。
その1つは、昨年末、東芝の子会社「東芝モバイルディスプレイ」(TMD)の新工場建設が決まった(下写真=工場完成予想図)ことに関して、さも自分の功績のように吹聴しているからだという。
TMDの投資額は1000億円を超え、県内工場としては過去最大規模。しかも従業員250名のかなりは地元から採用される見込み。県には固定資産税や法人税などが入る。
来年3月から稼動する予定で、多機能携帯電話「スマートフォン」に使う中小型液晶ディスプレーが製造される。
「その新工場の進出場所が、森さんの選挙区の能美市だった。だが、森さんは何ら関与していない。あそこに新工場が決まったのは、県内の川北町にすでにTMDは工場を持っており、従業員が行き来し易いからと聞いてます。それなのに、さも自分が誘致したようにいって資金集めをやっている。これじゃあ、一種の詐欺ではないですか!?」