参議院選挙(7月4日公示、21日投票)の選挙運動真っ盛りのなか、「日本維新の会」の比例代表候補者の1人、梅村聡氏(44。冒頭写真)に重大な疑惑が浮上したので報じる。
公職選挙法では、当然ながら選挙期間中の誹謗中傷も禁止している。
しかし、選挙期間中かどうかに関わらず、当選を得させない目的をもって候補者に関し虚偽の事実を公にしたら罰せられるのは当然。逆にいえば、選挙期間中だろうと、報じた内容が真実または真実に足るもので、公益性があれば、報じることは何ら問題ないということだ。
本紙が今回報じる内容は、梅村候補は内科医、そして維新は企業献金の全面禁止を打ち出しているが、梅村候補は裏側で企業献金を受け、しかもその企業は医療系という重大疑惑なのだから公益性があるのは明らかだろう。しかもその疑惑企業は、上場しているホールドカンパニーの中核企業と来ている。
梅村候補は大阪府堺市出身。
大阪大学医学部で学んで医師免許取得。ところが2007年7月の参議院選挙で民主党公認で大阪府選挙区から出馬し当選。12年10月、野田第3次改造内閣で厚生労働大臣政務官に就任。
任期満了により13年7月、民主党公認で前回同様、大阪選挙区で再選を目指すも落選。13年9月、民主党離党。
その後、16年7月の参議院選挙比例区で「おおさか維新の会」公認で返り咲きを目指すも落選。続いて17年9月、衆議院選挙で「日本維新の会」公認で兵庫1区から出馬するもやはり落選している。
現在、地元の「よどがわ内科クリニック」(大阪市淀川区)の理事長を務めている。