新ジャスダック上場のIT系企業「TLホールディングス」(東京都文京区)は2月16日、「健康保険組合からの当社保有の銀行口座の差押えに関するお知らせ」(写真)と「平成22年度12月期決算短信の開示時期に関するお知らせ」の2つのIRを相次いで出した。
まず、差押えの方だが、その債務額はわずか59万9000円。ところが、これが払えず、差押え解除の目処が立っていないという。
一方、決算開示の方が、本紙でも既報の前社長が中国の子会社を独断で売却した件に加え、大阪証券取引所から複数の項目について調査依頼があり、その結果次第では決算に重要な影響を及ぼす可能性もあるため、期末50日内の開示を断念せざるを得なかったということだ。