アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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新手の地上げ手口も――「武富士」、問題の“京都3物件”入札は不成立に

武富士」の“京都3物件”(京都駅前、高島屋隣接地、北白河)といえば、バブル時代からすでに20年近くも塩漬け。
この間、この土地を舞台に多くのトラブルが発生し、血も流れた。近く土地がまとまるという話も何度も出たが、その度に不発。わが国を代表するいわくつき物件といってもいいだろう。
ところが、武富士が会社更生法を申請したことで、債務整理の一環としてこの京都3物件も売却対象になり、いよいよこの塩漬け地が動き出すとの情報が今年に入って土地ブロカーなどの間で噂になっていた。
結論をいえば、根拠のない話ではなく、正確にはこの京都3物件そのものではなく、同物件を所有する「ティデーエス」(京都市左京区)なる会社の株式が、武富士の管財人により入札に出されていたのだ。
というのも、ティデーエスは武富士の100%子会社だからだ。
(冒頭写真=京都3物件の1つ、駅前土地と、ティデーエス株売却の要綱文書)

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