「公平さ」に疑念が持たれてはならない選挙事務で、残念な事態が起きた。
衆議院選挙公示の12月4日、「日本未来の党」の比例代表名簿の届け出が、締め切りの同日午後5時を過ぎていたのではないかとの指摘さえ一部で囁かれた件だ(過ぎていたにも拘わらず受理となれば公職選挙法違犯)。
もっとも、「不備はない」と担当部署トップの総務省選挙部長・米田耕一郎氏が4日夜、総務省内で記者団に語り、事は収まった。
しかし、相変わらず小沢一郎憎しの一部大手マスコミなどは、ここぞとばかりにこの件を書き立て、日本未来の党のイメージをダウンさせようと必死だ。
その報道のなかには、たまたま米田選挙部長が、かつて副知事として滋賀県に出向し、嘉田由紀子代表(滋賀県知事)の元部下だった事実を持って、情実はなかったのかと臭わせている。
しかし、この指摘は、ただ元部下だったというだけでは弱い。