本紙が追及している、「東芝(ソリューション)」が受注した特許庁コンピュータシステム統合開発を巡る疑惑だが、そのなかで名前が出ている二階俊博元経産省の有力後援者、「辻野産業」(大阪府泉南市)の辻野源治社長(70)が逮捕されていた。
ただし、容疑は別件だし、逮捕したのもこの件を捜査しているとされる東京地検特捜部ではなく、その有力後援者の地元、大阪府警泉南署だ。
報じたのは大手マスコミでは「共同」のみ。
その1月11日記事によれば、逮捕したのは同日で、容疑は建造物損壊容疑。
辻野容疑者は、約790?の元工場跡地を別会社で所有。その建物には、市内のパチンコ会社が8000万円の抵当権を付けていた。これに対し、辻野容疑者はこの跡地が別のパチンコ会社に売れるからとして抵当権抹消をそのパチンコ会社に申し出たが拒否されたため、腹いせにやったという容疑。
辻野容疑者は犯行を否認している。
(冒頭写真は以前、別件で問題になった際の辻野容疑者関連記事。詳細は下記)