7月27日午後4時過ぎから、朝日新聞本社(東京都中央区築地)の前で、ヘラルド朝日労組が抗議行動を行った(上の2枚写真)。
ヘラルド朝日労組とは、本紙既報の通り、朝日新聞の英字紙「ヘラルド朝日」で働く人々が労働者としての権利を求めて2002年11月に立ち上げた労組。
この労使紛争、何が問題なのかといえば、朝日新聞とスタッフは実質的には雇用関係であったにも拘わらず、朝日新聞は「業務委託」だと主張し、社会保険や休暇など労働者としての権利を一切認めなかった点。
朝日新聞がキャノンなどの偽装請負を暴く報道をして来た割には、「言ってることとやっていること」の落差が大き過ぎるのではないか。
今年3月、地位確認を求めて争われた東京地裁の裁判では労組側に敗訴の判決が出ているが、現在、控訴中。
この日、朝日新聞では就職活動中の学生向けに、セミナーが開かれていた。
そこで労組側は、「新聞記者になりたい、マスコミで働きたいみなさんへ」というビラ(下写真)を作り、10数人で正門前でビラ撒きを行った。