アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

これが業界内で、国産偽装をやっていると情報提供のあったうなぎ関連業者

 本紙の元に、国産偽装をやっているとして、具体的に複数の社名を上げた情報提供があった。  当初は匿名だったが、その後、九州の某うなぎ卸業者の関係者と名乗った。その卸業者は業界ではかなり知られている。しかも、提供者は「うち以上に業界の裏事情に精通している者はいない」と自信たっぷりの口調だった。  もちろん、その主張を直ちに信じることはできない。  だが、(1)業界の中心で現在も仕事をしている、(2)身元を明かしている、ことなどを勘案すれば、消費者保護の立場からこうした情報があったことを読者に伝えておいた方がいいと判断した。  以下、具体的に紹介する。  まずは、愛媛県のY社。 「現在は不明だが、2002年ごろからやっていたのはまず確実。東京の築地市場で輸入冷凍うなぎを仕入れ、それをリパックして同じ築地のC社に販売していたはず。その後、数社を迂回させるようになったが、C社のSマネージャーや一部役員も知っていたはず」(関係者)  このY社、社名変更しており、以前はS社と名乗っていた。 「余りに偽装が明白だったので、Y社には農水省の査察もあったが、何ら処分にならなかった。ある業界紙記者が調べたら、この会社のトップはエセ同和で、県議連と懇意にしている事実が出てきたそうです。TBS系のところが相当取材していたが、やはり放映になっていませんね」(同)  それに福岡県のY社。 「伊藤忠の子会社の偽装問題の際、ここが最大のお客さんだったと業界内では囁かれていましたよ」  親会社は九州の別の県にある。  いずれにしろ、リパックの場合、その現場から出るゴミを見ればわかる。 「リパックでないなら、ものは生だから頭やら骨もゴミとして出る。だが、リパックならすでに調理、そして冷凍されているからこうしたゴミは出ない。さらに決定的なのは、リパックなら中国や台湾などの業者のリパックのために取り出したカラ箱が多量にやはりゴミとして出るはず」(業界関係者)  もちろん、その箱をさすがに近所のゴミ箱に捨てる者はいないだろう。専用の回収業者などに頼むだろうから。  以上のように見てくると、消費者としては、中国産の一商品から有害物質が出ただけで中国産=有毒、国産=安全といった二者択一の反応をするのではなく、もっと冷静な対応が必要なのではないだろうか。 *注 国産偽装の噂が出ている会社として、当初記事では宮崎県の会社もイニシャルで掲載していましたが、同社社長などから抗議の電話があり、話し合った結果、物証があるわけではなく、したがってその記事部分は07年9月3日を持って削除しました。…

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