アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(74)インテリジェントウェイブの組織変更に疑問の声

 ジャスダック上場の「インテリジェントウェイブ」(東京都中央区。安達一彦会長)は6月27日、組織変更を発表した。7月1日を持って、アドバンストソリューション、セキュリティシステム、国際の3つの事業部を、開発本部、営業本部の2つに統合した。  国際事業部は営業本部国際営業部として、アドバンストソリューション事業部も開発本部下の開発第一部ファイナンシャルソリュージョングループといった名称があるように残ったものの、セキュリティシステムの名称はどこにも見当たらず、これに特化した部署は消滅した。  これに対し、関係者の間から、なぜセキュリティ事業部を“廃止”ではなく、“統合”のなかで曖昧に処理したのかと、疑問の声が出ている。  同社はクレジット決済システムでは国内首位。このカードビジネス関連の他、システムソリューションとセキュリティシステムの2つの業務を強化し、3本柱に育てる方針でやって来た。  だが、昨年6月期決算を見ても、売上高の約6割がカードビジネス関連。残りの4割を2業務がほぼ等しく分けあっているが、営業利益面で見た場合、カードビジネス関連がほとんどを稼ぎ出している。  しかも、特にセキュリティー業務に関しては実質、赤字続きで、撤退した方が賢明とも言われていた。  本連載62回目で、同社の粉飾決算疑惑を取り上げているが、実はその大半はこのセキュリティ業務が占めていたとの指摘もある。 「そのため、本当は廃止したいが、その場合、在庫処理の問題などで監査法人に疑義を指摘されかねない。それで今回の“統合”という曖昧なかたちをとって、問題を先送りしたのではないか」(事情通)  本紙は前回、同社の身売り話にも触れた。だが、この件も話は進んでいないという。 「創業者の安達さんは本音では経営権を譲ってもいいと思っている。しかし、新経営陣の下で“粉飾”の件を明るみに出されることを懸念し、手放せないでいるのでは」(同)…

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