アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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東京地検に市議が告発ーー習志野市前市長の土地疑惑の原点は、不動産業者からの5000万円受領などの「念書」

 本紙で何度か取り上げている千葉県習志野市の荒木勇前市長(冒頭写真)の土地を巡る疑惑ーー今回の東京地検特捜部への告発の契機になったのは、昨年1月、JR津田沼駅南口の区画整理事業地区に建つ高齢女性宅に対し、荒木市長(当時)が異例の強制執行にゴー・サインを出したことだ。
 もっとも、過去を遡ると、この区画整理事業地区内には、荒木氏が市長だった97年9月(昨年3月末まで約21年間市長の座に)、「反社」ともつきあいがあった不動産業者K氏関係会社から市が高値で購入した約3000坪の土地も含まれていた。しかも、荒木氏は市長に初当選する直前の91年2月、先の不動産業者K氏と交じらしたとされる「念書」が存在する。
5000万円受領したとして、荒木氏の母印が押されている(上写真。荒木氏は母印を押したことは認めるが、金銭受領は否定)。そして、「別紙の覚書」(以下に転載)のなかには「谷津7丁目については習志野市の中心的場所になるように最善の努力をする」とも記されていたが、先の購入土地はその対象地区であり、現在、そこには三菱地所が高層マンションを建設中で、この覚書の要望をまさに実現した格好なのだ。

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