アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(374)「上場廃止濃厚銘柄」

2月14日、「EMCOMホールディングス」(7954。JQ。東京都品川区)は「お知らせ」をIRした。
同社の前身はゲームソフト開発会社の「ジャレコ」。新旧分割による持株会社化(ジャレコ・ホールディングへの社名変更、会社分割による新ジャレコの設立)を経た後、新ジャレコはゲームヤロウに売却されてグループから離脱し、資本関係もなくなった。
これによりゲーム事業から完全撤退。
そのため09年7月末、不適当な合併等の規程により、3年間の猶予期間に入っていた。
この間に適合審査申請を行い、受付けられた場合、上場維持の可能性もあったが、同社は昨日の「お知らせ」でその申請が出来ないとして、実質、上場廃止になると自らIRした。
一時は、子会社が人気格闘技Kー1興行の主催会社を買収するなどして話題を呼んだこともあったが、話題性だけで、上場維持の努力を怠った当然の帰結だろう。

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