アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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総連売却問題ーー緒方重威元公安調査庁長官が関わった理由(1)

本紙はいち早く、バブル時代に暗躍した不動産会社「三正」の元社長・満井忠男氏と元公安調査庁長官・緒方重威氏との密接な関係を物語る満井元社長の東京都世田谷区野毛の元自宅(右写真)について報じた。  いま現在、この自宅は満井氏以外の会社に所有権が移っているが、その購入資金はオリックスから借り入れているようで、この元自宅を担保に、いま現在も緒方氏は4億3000万円もの債務者になっていると指摘した。  その後の取材で、その経緯などがある程度、判明したので報告したい。  以下の謄本をご覧いただけければわかるように、この元自宅の所有権はその後、「ティー・アール・イー」という会社から、「S・KO」という会社に移転している。 (写真=「毎日新聞」6月18日朝刊)  緒方氏が債務者になっているのは、この「S・KO」に所有権移転してからのことだ。  そして、この「S・KO」の取締役に就いている女性は緒方氏の親族と思われる。したがって、同社は緒方氏のダミーと考えていい。  では、前の「ティー・アール・イー」はどういう会社かというと、同社代表の中塚保良氏は満井氏の知り合いで、他の借金や税金滞納でこの自宅は競売にかけられそうになっていたため実質、「自己競落」したと見ていいようだ。つまり、有り体にいえば今回問題になっている総連ビル同様、「仮装売買」で債務逃れを行った可能性が高いということだ。  では、そんな物件をなぜ、さらに緒方氏ともあろう者が、4億3000万円もの債務者になってまで所有しなければならなかったのか。  さる事情通は、こう証言する。 「中塚さんは満井氏から“自己競売”のための資金はもらっていない。その間に金利がついて、約1億6000万円もになった。そこで中塚さんは満井にそれだけの支払いをしてもらわないと困ると訴えたところ、満井氏から“それなら緒方さんが立て替えてくれるから”となった」  最大の問題は、緒方氏はバブル時代、住専の債務逃れをやって逮捕された、いわば国家の敵といってもいい満井元社長の借金肩代わりを引き受けなければならないほどの蜜月関係、もっと言えば、弱みを握られていた可能性があることだ。  満井氏と緒方氏が当時、度々一緒に「中国・上海やフィリピンに行っていた」と漏らす者もいる。また、満井元社長をよく知るさる人物は「満井氏は女性をくっつけ、自分の手玉に取る手法をよく使う。女性に免疫のない、若い時分、マジメ一本槍だった元検察キャリアなどの弁護士で籠絡された者を何人も知っているよ」と語る。  では、満井氏との関係から緒方氏はなぜ、今回、総連本部の売却に関わることになったのか(続く)。…

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