5月20日発売の総合情報誌『FACTA』6月号が、4頁を割いて、本紙で報じている山田洋行の内紛等の行方について、問題の核心部分をうまくまとめて報じている(写真)。 同記事を見て本紙が驚いたのが、本紙でも指摘済みのGEエンジン納入の代理店は、山田洋行を割って出た「日本ミライズ」(宮崎元伸代表)側が取ることで決まっているとの指摘。同誌は宮崎代表へのインタビューも行い、宮崎代表も「このように成果が上がったケースもあり、ホッとしている」と答えている。 それから、過去、山田洋行絡みの防衛庁利権が国会で追及されたこともあるとして、紹介している点も目を引く。 1993年の細川政権当時で、野中広務代議士(当時)が小沢一郎民主党代表の側近だった防衛庁OB・田村秀昭参議院議員(国民新党。写真)との関係についても質問したという。そして、今回の内紛の件でも、山田洋行、日本ミライズ側とも同議員を訪問しているという。 また、同記事は日本郵政社長に民間から天下った西川善文前三井住友銀行頭取と山田洋行との過去の爛れた関係についても指摘している。本紙ではこの点は取材済みで、さらにレポートして行くつもりだ。…