アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(61)仕手筋の仲間割れか

 プリント・ガラス基板検査装置の開発・企画が柱のマザーズ上場「オー・エイチ・ティー」(本社・広島県福山市)の株の大量売りが止まらない。  本日で5日連続のストップ安水準での売買不成立となる。  5月9日、同社株は128万円の高値までいっていたが、21日の最終気配値は44万円。一挙に3分の1にまで大暴落の気配で、既存株主にとっては悪夢のような事態だ。  もっとも、同社は会社の業績がひじょうに悪い、いわゆる“危ない会社”ではない。技術力はあり、この間、売上げ、利益とも延ばしてもいた。そして、ライブドア事件を契機に新興市場株が軒並み大幅下落するなかでも、一貫して値を上げ続けていた(写真=チャート図)。  だが、振り返ってみれば、2005年6月に約21億円の第3者割当増資、06年10月にも30億円分の転換社債を発行。その引き受け手はケイマン諸島などに本社を置く正体不明の投資会社だった。  それと共に株価は上昇し続け、PBRは4・23倍、PERに至っては124倍以上にまでなっていた。しかも、株価上昇の背景は断続的な信用買いであり、信用買い残が発行済み株式数の約4割もあったのだ。  ここに来ての急落に関しては、「仕手筋による処分売り」、「本尊のS氏の資金ショート説」、「仲間割れ」と様々な観測が兜町では出ているが、こうした経緯を思えば、ついに来るべき時が来たということだ。  ところで、資金ショート説といえば、アパレル大手「ワールド」のオーナーだった畑崎広敏氏が中心になって扱っていたとされる畑崎銘柄にも同様の動きが見られた。しかもこちらは数多くの銘柄が関係していた。 「春日電機」(東証2部)については今年1月、畑崎氏が経営に参加している「バナーズズ」(東証2部)の持ち株比率が3%以下に低下、このバナーズが親会社だった「宮入バブル製作所」(東証2部)所有株比率も大幅に下げるなど、大きな変化もあった。…

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