アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

6.11原発いらないデモ――新宿アルタ前に大結集

 本紙でもお知らせしていた反原発の「新宿アルタ前アクション」だが、約2万人(主催者発表)が新宿西口のアルタ前に集まった。ほぼ立錐の余地もないほど(横写真)。街宣車に乗ったミュージシャンが「脱原発!」と叫ぶと、参加者がこだまのように「脱原発!」と呼応する。その様子は一見、ライブイベントそのものだが、まぎれもなく原発反対の意思表示だ。
 同日、原発反対デモは福島市内をはじめ各地で行われたが、4月以後、原発反対の世論は賛成を上回ってきた。「原子力発電の利用への賛否」を問う世論調査(朝日新聞、5月26日付)によれば、賛成34%、反対42%。原発いらないデモとの相乗効果になっているといえそうだ。
例によって警視庁機動隊はアルタ前を“人間の鎖”で取り囲み、電光掲示板付きの指揮官車と護送車で威圧するモノモノしさであったが、今回は逮捕者は出なかった。
 このアルタ前アクションに先立つ、新宿中央公園で開かれた集会では、ミュージシャンの演奏の他、社会学者の小熊英二氏、作家の雨宮処凛氏、俳優の中山一也氏が登壇。またタレントの藤波心さん(14)が「いまこそ一人一人が声をあげてください」とアピールし、童謡『ふるさと』をアカペラで歌った。
ところで、一部関係者の間で話題になっているのが、アピールする人選をめぐるトラブルだ。

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