09年6月、大証2部上場を廃止になった建設会社などを経営管理する持ち株会社「ジェイオーグループホールディングス(ジェイオーGHLD)」(東京都中央区。上場時は兵庫県神戸市)がいま、再注目を浴びている。
本紙でも既報のように、上場していた08~09年の第3者割当増資に関連し、大阪府豊中市の会社役員・辻亘亮被告を神戸地検特別刑事部などが3月4日に詐欺容疑で逮捕したからだ。辻被告はすでに3月22日、起訴されている。
もっとも、逮捕後も神戸地検は東京にまでやって来て、U氏など複数の者から事情を聞いており、関係者の間ではもっと先があるとの見方も出ている。
「辻は2億200万円詐取したことになっているが、その辻を騙してその上前を跳ねたさらなるワルと思われる連中がいます。彼らは辻よりもっと“危ない上場企業”を舞台に暗躍していた大物たちですから」(事情通)
その疑惑の連中のなかにT氏なる人物がいる。
そして、そのT氏のグループ会社の監査役に、何と橋下徹大阪市長が就任していたことがあるのだ。
これだけ材料が揃えば、注目されるのも無理ないだろう。