警視庁は7月2日、嘘の理由で臨時株主総会を開き役員2人を解任したとして、福家博之代表(50。冒頭写真)を逮捕したと翌7月3日に発表した。
これだけ聞いただけなら、小さな事件かも知れない。
実際、警視庁は広報したものの、大手マスコミはほとんど報じていない。
ところが、この乗っ取られそうになった会社の謄本を上げてみると、何と取締役に自民党大物政治家の息子の名前が(以下に、その謄本転載)。
しかも、その息子が就任した時期は福家容疑者の取締役並びに代表就任とまったく同じ日。その後、福家容疑者は東京地裁から職務執行停止決定を受けているが、息子の方は就任してわずか3日後に辞任しているところを見ると、マズイと気づいて即、隠蔽工作を図ったということではないのか。
それはそうだとう。
事件に関与するだけでもヤバイが、福家容疑者は以前は山口組系直系組織の幹部で、複数の逮捕歴もあるのだ。
いくら息子のこととはいえ、これではこの有力政治家にも飛び火しかねないだろう。