アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<新連載>「ホリちゃんの眼」(スポーツ、芸能担当)第3回「プロボクシングの達人・井上尚弥研究」(3)

 筆者・堀川嘉照(ほりかわ・よしてる)。1966年生。都立上野高等学校卒。16歳からボクシングを始め、19歳プロデビュー。20歳でソフトウェア会社設立。23歳で日本バンタム級ランキング入り。引退後、ボクシング興行を手掛ける。50歳よりジャーナリズムの世界へ。

 この連載()、()でWBA・IBF世界バンタム級チャンピオン・井上尚弥(大橋ジム)のスゴさの秘密を述べた。
今回は、今秋に予定されるWBSS(ワールドボクシング・スーパーシリーズ)決勝のノニト・ドネア(フィリピン)戦を予想する。
予想するといっても、現在の井上尚弥に勝てる相手は皆無といっても過言ではない。
そこで、どう戦えば井上に勝てるかを追求したい。
連載()、()で井上は「間」、相手の打つ気配を感じ先に打つ「先の先」の極意の達人という話しをしたが、その対処法、戦法として「槍と刀」の戦いを想定してもらいたい。
槍で戦うのはドネア、刀は井上である。
槍の利点は、離れたところから相手を攻撃できるところである。刀が届かないところから攻撃する。すなわち、井上と距離を取って戦うのである。
 逆に刀が届く距離(井上のパンチが当たる距離)に詰められると槍は宝の持ち腐れとなり、ドネアはひとたまりもなく刀(井上のパンチ)に切られる。井上と距離を取っても井上のスピード、技術からして距離を詰めるだろう。
その距離の取り方として、ドネアは井上と対峙中に上目に目線を持っていくと井上のフェイント、間合いのうまさから、ドネアはパヤノ、ロドリゲスの二の舞いになるのは明らか。

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