弁護士業界も格差が拡大しているようだ。
「毎日」(5月9日。冒頭写真)によれば、経費などを差し引いた所得(=サラリーマンの手取り給与に近い)が100万円以下の弁護士が全体の2割、500万円以下だと4割。その一方で1000万円超も3割以上いることが国税庁の統計でわかったとして、弁護士業界も一般社会同様に格差が拡大しているという(イソ弁は含まず)。弁護士=高額所得者というのは、誤りであるようだ。
こうしたなか、今回取り上げる弁護士はマスコミにもかなり露出し、また自らが弁護士法人代表に就き東京本部の他、北は札幌、南は福岡まで事務所を開設しているのだから「勝ち組」の弁護士のはず。
ところが、顧客への和解金を流用していたのか、催促されても支払わず、警察からの電話でやっと振り込んで来たという。
本紙でも過去、トンデモ弁護士を複数取り上げて来たが、これが事実なら、身内の弁護士会でもさすがに庇いきれず懲戒ものではないか。