アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

ご注意! これが震災詐欺に使われた東証1部「サニックス」などの偽造文書

 東日本大震災の復興支援にかこつけた仕事受注の詐欺話が横行しているようだ。
もっとも、「読売」が4月10日夕刊で報じた(=冒頭写真)、大阪府内の建設会社代表から6500万円騙取したとされる件は、その巧みさが際立っている。
まず、公的機関と見間違う者もいる一般社団法人「地域振興支援機構」(東京都港区)なるものを昨年3月に設立。その代表理事に経産省キャリアOBを就けていた。
その上で、実際に東北の工事受注では大きな力を持つ地元の建設会社「遠藤興業」(宮城県石巻市)と親しいと強調。また、太陽光発電や廃プラ加工「サニックス」(4651。福岡市)の東証1部の信用力を利用し、その裏付けとして偽造書類をデッチ上げてまでいたからだ。
その首謀者と思われ、建設会社側が警視庁に相談している男とは「櫻井哲」なる人物(横写真は櫻井氏の名刺)。ただし、地域振興支援機構の“理事長代行”を名乗り、同団体の登記簿を挙げてもその名前は出て来ない。
もう1人、地域振興支援機構の“事務局担当理事”を名乗っていたK氏も今回の詐欺話につき、偽造文書作成に関与するなど深く関わっていたと見られるが、そのK氏、別件の詐欺幇助で警察に逮捕された際、以前から知り合いだった櫻井氏に弁護士費用を出してもらうなどしたことから釈放後、櫻井氏の元で働くようになったというから2人がいかにまともでないか察せるというものだろう。

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