本紙ではすでに顔写真まで掲載し報じていた元検事の「ヤメ検」で、山口組最大組織「弘道会」の資金源として徹底捜査している、通称「ブルーグループ」を率いていた佐藤義徳被告(55。冒頭右写真)の代理人を務めていた城正憲容疑者(65。冒頭左写真)が5月31日、愛知県警に犯人隠避容疑で逮捕されたのは大手マスコミ既報の通り。
その後、城容疑者の事務所や自宅を家宅捜索したところ、城容疑者が佐藤被告との接見時、ブルーグループ幹部だった者が電話したなどとする警部への脅迫事件のあらましを聞き取ったメモを発見・押収したとする報道もあり、当初、同事件の公判維持は厳しいとの見方もあったが、こうなると状況は変わって来る。
それはともかく、城容疑者への逮捕状が出ていた最中、本紙編集部には、「今回の逮捕は、背後で弘道会側の弁護をしている、城よりはるかに大物ヤメ検に対する“やり過ぎだ!”とのメッセージの意味合いもあるのでは」との情報提供があった。
実は本紙は前出・3月18日の記事で、その大物ヤメ検のイニシャルを記していた。
よい機会と思うので、以下、その名前と、なぜそう言われるのか、その根拠を述べよう。