つい最近もIXI、兼松の連結子会社、そして加ト吉が行っていたことが発覚し、大きな問題になっている「循環取引」。
途中で止めると取引先が倒産しかねない、といった言い訳も聞こえるが、そもそも商品を動かさず、伝票上だけで複数の企業間で売買したことにして見かけの売上高を増やすこの取引、最初の企業に商品が戻って来る(だから“循環”が付く)わけだから、その実態はまさに不正取引、粉飾しているわけで、株主に対する裏切り行為と批判されても反論はできまい。
なかでもIXIの場合、売上高の大半がこの取引のため上場廃止にまで至ったが、その“黒幕”とされる企業代表が兜町関係者の間で話題になっている。
IXIに関してはすでに日本IBM元社員の存在が大手メディアでも紹介されているが、今回、兜町で話題になっているのは別人。親族が中堅の女優ということもあり、より話題を呼んでいる。