アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(57)いわゆる「循環取引」の黒幕

つい最近もIXI、兼松の連結子会社、そして加ト吉が行っていたことが発覚し、大きな問題になっている「循環取引」。  途中で止めると取引先が倒産しかねない、といった言い訳も聞こえるが、そもそも商品を動かさず、伝票上だけで複数の企業間で売買したことにして見かけの売上高を増やすこの取引、最初の企業に商品が戻って来る(だから“循環”が付く)わけだから、その実態はまさに不正取引、粉飾しているわけで、株主に対する裏切り行為と批判されても反論はできまい。  なかでもIXIの場合、売上高の大半がこの取引のため上場廃止にまで至ったが、その“黒幕”とされる企業代表が兜町関係者の間で話題になっている。  IXIに関してはすでに日本IBM元社員の存在が大手メディアでも紹介されているが、今回、兜町で話題になっているのは別人。親族が中堅の女優ということもあり、より話題を呼んでいる。  最近、ヘラクレス上場企業の連結対象になったN社(大阪市)というIT系企業がある。未上場ながら、年間売上高が200億円近くと上場企業に見劣りしない。そのオーナーN氏が黒幕とされる。  N氏の娘が、大田プロ所属の美人女優Wと義理の姉妹の関係にあるそうだ。  そして、N氏はこの循環取引で約20億円もの利益を得、税理士のアドバイスでスイスの隠し銀行口座に入金し、脱税をしている疑惑があるというのだ。  IXI絡みではすでに日本リース、サイバーファーム、菱洋エレクトロ、ミクロ情報サービスといった上場企業も関与していたとの報道がなされているが、兜町ではまだ大手マスコミに出ていない同じく上場企業の名前がいくつも上がっている。  その企業とは、NTTグループの1社、富士通子会社、繊維卸のT社、松下電器の子会社など。各社、過去5年間続けていたはず、というのだが……。 「N社のメーンバンクであるみずほ銀行○○支店もすでにこうした事実を把握しており、近く内々に法的処置を行う予定です」(情報提供者)…

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